くるみの楽しいクローン日記

看護学生がクローン病になった話と日々のあれこれ

クローン病と検査の話#4~大腸内に潰瘍があるってよ~

3月20日火曜日午後

4.大腸内視鏡検査の続き

バリウムが少し残ってはいましたが、かなり時間がかかっていたので看護師さんからOKを貰うことが出来ました。

ここで検査着に着替えます。検査のために切れ目が入ったディスポーザブルのパンツをはきます。

検査の前に胃腸の働きを抑える薬剤ブスコパンを肩に筋肉注射します。それと鎮静剤を静脈注射しました。

このときあり得ないぐらい痛かったんです。

何が起こったのでしょうか?

血管外漏出です。薬剤が通常血管に入るはずが誤って血管の外に漏れてしまうことです。めっちゃ痛いです。

腕に注射する際に看護師が「しびれ(神経傷つけてないか)や痛みはありませんか?」と聞くのはこのためです。

わたしはしんどかったので声がでず、痛みを歯をガチガチいわせて表現しました。

「どうしよう血管外漏出しちゃったんですけど…」と医師にいう看護師さん。

いやいやあんた何してんねん。私に何か言うことないの?

結局、鎮静剤を投与しなおした後、私はすぐ眠りました。

検査の終わりに差し掛かるところで麻酔から目が覚めました。

先生が画面を見ながら「ここらへんに縦走潰瘍(炎症による長い傷)が見えるでしょ。炎症してるね。でもバリウムが残ってるから半分くらい見えなかったけど十分だよ。」と言っていました。

ああそうなんですね。病変部位を理解しようとしましたが、わたしは麻酔から覚めたばかりで意識が低い状態だったのであんまり覚えていません。

検査が終わった後は、麻酔をしたので30分ほど椅子に座った状態で寝かされました。

いやあ長かった。

 

3月21日水曜日~3月22日木曜日

検査で疲れて、この2日は寝てしまっていました。

元気な人でも検査は疲れるのですから、そりゃそうだと思います。

正直検査は、次自分が何されるのか分からないのでめちゃくちゃ怖かったです。私は、看護の学びの中で検査かふーんと思っていました。でも実際にしてみると怖いしかなり疲れるものなのだと感じました。体調悪いと尚更そうでした。

医療者はここら辺の配慮が必要なのかもしれませんね。