くるみの楽しいクローン日記

看護学生がクローン病になった話と日々のあれこれ

クローン病とステロイド#7~副作用のムーンフェイスってどうなるの?中心性肥満の話。

ステロイドの治療を行っています。

その副作用で、顔が見事ムーンフェイスになりました。

ムーンフェイス…??

日本語で言うと満月様顔貌です。

顔に脂肪が溜まって、顔が丸々としてしまっているのををムーンフェイスと言います。

体幹のみが太る事を中心性肥満と言います。

ステロイドの副作用によって脂質異常になってしまったからです。

なんで???ってなると思います。

さらに部分的に太るってよくわかんないですよね。

なんでそうなるのか解説していきます。

 

脂質代謝異常になる流れ

まず、肝臓は糖質や脂質の代謝分解などの機能があります。

そこでステロイドの大量の服用により、肝臓の脂質代謝機能の低下が起こります。

負担がかかってしまうからというわけです。

肝臓は薬の分解や代謝を行なっている主な場所です。

それに関連して、薬物性肝機能障害というのもあります。これは今回は話しません。

それで、脂質代謝異常になってしまいます。

代謝できなかった脂肪が顔とお腹、肩に貯まります。

それで中心性肥満、ムーンフェイスになってしまうというわけです。

それと、肩に脂肪が溜まっている状態のことをバッファローハンプ(野牛様脂肪沈着)と言うそうです。

私の場合これはなかったですね。

 

中心性肥満の実際

で、どうなるかっていうと、

こうなります。

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ムーンフェイスは顔だけが太ります。

まるでアンパンマンのように。

私の場合は頬骨の部分にパン!と厚みが出ました。

ちょっと二重顎が出来て、顔の下半分がたるみました。

中心性肥満は、体幹つまりお腹の中心だけ太ります。他の部分はそこまで太らないんです。

それで、ステロイドプレドニゾロン10mgから5mgとかに減ると顔周りが一段階シュッとなるんです。

不思議ですよね。

 

個人的な弊害と言い訳タイム

いくら痩せ(仮)たとしてもムーンフェイスのおかげで多少太って見えてしまうんです。

なんと悲しき。

早くステロイド終われ。←切実

逆に言えば、ムーンフェイスや中心性肥満は、ちょっとぐらい太ってしまったとしてもステロイドの副作用なのか、そうでないのか分かりません(`・ω・´)b!

服用している期間は言い訳が出来るとういうことです。

これは医原性だよぉ、私のたるんだ生活習慣のせいじゃないよぉ。

と、心から願っております。

ちなみにステロイドの量を減量した後は、体脂肪率が少し減っている気がします。