クローン病の入院生活#20〜医師のブラックジョークがキツ過ぎる件について〜
4月2日月曜日
中心静脈栄養は、リスクがあります。
その中の一つに感染のリスクがあります。
どういうことかというと、首の頸静脈にルート(管)を取っていますね。
そこから、栄養剤が血管を通って、心臓のポンプの力で全身に栄養を送ります。
もしも、そこに菌が入り込んでしまったらどうなるでしょう。
血管を介して感染してしまうわけです。
だから、感染のリスクがあるのです。
さらに私は、ステロイドを投与されいています。ステロイドの副作用の中には、免疫力低下があります。
免疫力が低下しているため、さらに感染のリスクがあるのです。本来であれば感染しない体にいる菌、常在菌にも感染する可能性がありす。
そうなれば、MRSA(マーサ、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の略)になり、重症化すれば敗血症、骨髄炎、肺炎、腹膜炎、腸炎などの感染症になります。
MRSAは誰でも保菌(付着してはいるけれど、発症していない状態のこと)しています。
MRSAを発症すると、咳、くしゃみ、発熱、下痢の症状が出ます。
ある日、先生はこう言いました。
「首には黄色ブドウ球菌が沢山いるから、感染して敗血症になったら、中心静脈栄養と絶食中断するからね。そしたらご飯食べれるよ。」
いやいや、ご飯は食べたいけれど。
感染症は嫌よ。
何その究極的な選択。
先生、ブラック医療ジョークキツ過ぎませんか?