クローン病とステロイド#4~ステロイドの副作用って何?薬の作用は?~
前回のあらすじ
前回、ホルモンである糖質コルチコイドはいろんな作用があることをお伝えしました。
さらに、ステロイドの成分が糖質コルチコイドで、いろんな作用があるからこそ副作用が沢山あるんだ。というお話をしました。
まず、ステロイドはどんな効果・副作用があるのかについて書きたいと思います。
ステロイドの薬効
そもそもステロイドはどんな薬なんだってことですね。
抗炎症作用や免疫抑制作用があります。
合成された薬剤は、体内で作られる糖質コルチコイドよりその作用が増強しております。私が使用していたプレドニゾロンは4倍の作用があります。中には30倍のものもある。
ステロイドの主な適応疾患
・関節リウマチや全身性エリテマトーデス、膠原病(体のいたるところに炎症が出る病気)
・腎臓の病気(ネフローゼっていうやつ)
・副腎皮質機能低下症(アジソン病のこと)
・急性白血病
・自己免疫疾患(クローン病も)
炎症を起こしてしまう病気に使われますね。
ステロイドの副作用
- 高血糖になることによる糖尿病
- 免疫力低下による感染
- 精神状態が不安定になる
- 消化性潰瘍
- 骨粗鬆症
- 顔面・体幹の脂肪沈着(ムーンフェイス・中心性肥満)
- 眼圧上昇による緑内障・白内障
- ステロイドを急に中止したことによる離脱症状
- 多幸感(躁状態)
その他の副作用
- 高血圧
- 筋力低下
- ニキビ
- 月経不順
多いですね。さすがにこれだけあれば、覚えられないですね。
いいいのがあるんですよー。
紹介します。わたしの大学で薬理を教えていた先生の動画です。
覚え歌の癖が強い。。。
あれ?ステロイドの覚え歌って誰特なんだ?
豆知識にでもしてください。