くるみの楽しいクローン日記

看護学生がクローン病になった話と日々のあれこれ

クローン病の入院生活#16~4週間絶食の初日のお話。近未来生物になりきって食欲を抑える~

3月29日木曜日

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とうとう絶食が始まりました。

先生は「高カロリー輸液があるからあんまりお腹すかないと思うよ。」と言ってました。

どうなんだろう。

確かにまだ空腹感はなく、大丈夫でした。

朝8時。「お食事の用意が出来ましたので出来る方は取りに来てください。」というアナウンスを聞かなかったことにしました。

看護助手さんが食事ではなくお茶を持ってきてくれました。

お茶を飲みながら、どうしても私の隣のベッドにいる患者さんの食器のかちゃかちゃという音が気になってしまう。

そんなときには…。

「こんなもの我々の食べるものではない‼‼‼。我々は高カロリー輸液と水とお茶だけで生きるのだーー!!!!フハハハハハ (V)o¥o(V)」

と、自分を近未来生物かのように演じていました。

中2病みたいですね。

あと、絶食初日と2日目までは、栄養剤の高カロリー輸液の濃度は薄いものを使用されました。体を慣らすためですね。

栄養剤の種類は覚えてないです。生理食塩水のパックみたいな感じでした。

500mL の点滴を6時間ごとに交換します。わたしの場合は6時、12時、18時、24時でした。

夜間も血液中に水分が注がれます。夜中にも水をくびくび飲んでいるイメージです。

体内の血液を腎臓がろ過して、血液中の老廃物が膀胱に溜まり、尿として排泄されます。

血液中の水分が増えればその分腎臓に行く量も増えるので尿量や排尿回数が増えます。

つまり、夜間にめちゃくちゃトイレ行きたくなりました。

地味につらいやつでした。

それと、入院中ってなにもすることがないのでかなり暇なんです。

薬剤を持ってきてもらう、お風呂入る(そのための儀式を行うも含む)くらいしかありません。

さらに、ご飯も食べないとなると1日三食つまり、30分×3=1時間半暇な時間が増えるんです。

ものすごく暇です。

こんなに時間があるから、なにか本でも読もうとか新しい分野の勉強しようとかそんな気にもなれませんでした。

体調が万全ではないですからね。

だから、いかに時間を潰すかを一生懸命考えていました。