くるみの楽しいクローン日記

看護学生がクローン病になった話と日々のあれこれ

クローン病の入院生活#7~絶食中はどうやって栄養摂るの?中心静脈栄養の話~

3月27日火曜日

これから4週間絶食をすることになりました。

消化器が食べ物を消化するためにひっきりなしに動いていたら、治療が上手くいきません。そこで、何も食べないことによって、消化器の機能を抑制し治療を行います。

これが絶食です。

でも人間には栄養が必要です。そこで中心静脈栄養で、血管から直接栄養剤を流し込み、細胞に届けます。

わたしは、高齢者にするイメージが先行していて聞いたことはあったけれど、中心静脈栄養がどんなものかよくわかっていませんでした。医師からは「頸静脈にするからね。」と言われたぐらいでした。

さっそく調べてみました。

中心静脈栄養は、大きな血管を用います。鎖骨下静脈か頸静脈です。要は、首か鎖骨の下から管を通されます。

まずは、濃度の薄いもの(高カロリー輸液1号)をながしていって徐々に体に慣らしていきます。2~3日くらいです。導入期間が終わったら、濃度のある高カロリー輸液2号を血管に流していきます。

そして絶食期間終了のその数日前に濃度の薄い高カロリー輸液1号に変えて体を慣らし、中心静脈栄養の管を取り外すことになります。

ここで気になったのが、管を首の血管に入れることでした。

勉強もかねて調べてみました。するとサイトにこんな画像が出来きました。

 

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中心静脈栄養(TPN) | 輸液と栄養 | 大塚製薬工場

え。待って管って心臓にまで届かせるの?

心臓に刺さる?首から? ※実際、刺さりはしません。血管に管が通ります。

いやいや、怖い怖い怖い。

心臓まで管が届くと考えると、ぞわぞわして仕方ありませんでした。

調べてから一気に中心静脈栄養の処置に対する恐怖が増しました。

だから、自分を落ち着かせるために、根拠のある正当な理由を探しました。

恐怖を取り去りたくて、一生懸命中心静脈栄養について調べていました。