くるみの楽しいクローン日記

看護学生がクローン病になった話と日々のあれこれ

クローン病の入院生活#10~中心静脈栄養を付けた感想は?良かったことと悪かったこと~

3月28日水曜日

とりあえず、実際の写真を載せておきます。

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オレンジのやつが高カロリー輸液です。紫外線から守るためにオレンジの被せているらしいです。

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これが刺入部です。こっから栄養を入れます。

中心静脈栄養ををつけた感想を書きます。

明らかに首が動かしにくかったです。まだ体になじんでいなかったということもあったとは思いますが。

私の場合は右側の頸静脈に管を通していたので、左側を向こうとすると突っ張ったような感覚がありました。

さらに、ベッドから起き上がる時や仰向けで寝るとき、以外と首を使います。

恐らく、首を無意識のうちに支点にしているんだと思います。

このとき、感覚的に首に負荷にをかけてはいけないような気がしたので、ベッドをいつもセミファウラー位(上肢を30度ほど傾ける)の角度にしていました。

そして点滴スタンドと共に生活します。中心静脈栄養では、24時間行い投与量が多いため、もれなく輸液ポンプが付いてきます。

輸液ポンプとは、点滴する薬剤の時間あたりの流量をコントロールするための機械です。

のべ、2.3㎏をガラガラと押していつも生活していました。トイレの時も一緒です。

今だから言えますが、ものすごく邪魔でした。

でも首にして良かったことがありました。

それは両腕が動くことです。

これまで私は左腕に点滴ルートを付けていました。

そうなると、腕が曲げられない状態が続いていてかなり窮屈でした。シャワー浴のときも右手だけで頭を洗っていました。

しかも、首にあるカテーテル(管)はダブルルーメン(管の中に2つ通り道がある)なので、検査のために麻酔することになっても、このどちらかの管から入れればいいのです。

わざわざ静脈注射をされる必要がないのです。ちくっとした痛みを感じなくて済みます。

中心静脈栄養をすることで、もっと窮屈になると思っていました。

でも、意外なところでQOL(生活の質)が上がるんだなと思いました。