クローン病の入院生活#23~看護学生が自分の痛みの側面を分析してみた。後編 私が感じたスピリチュアルペインについて~
看護学生が自分の痛みの側面を分析してみた。の後編になります。
前回を見ていない方は、前編・中編を読むことをお勧めします。
https://ijiri-kurumi.hatenablog.com/entry/2018/12/06/162834
4月3日火曜日
人間は様々な側面があります。その側面それぞれ感じる痛みは異なります。
その一つにスピリチュアルペイン(魂の痛み)があります。
死生観や人生の意味についての苦しみなので、これは終末期(死を迎える直前)の患者さんが抱えることが多いです。
私も、終末期ではありませんでしたがこの痛みがありました。
私は、クリスチャンです。
神様信じてる系女子です。
クリスチャンは、自分の人生の出来事のすべてに意味があると考えます。
例えば、この経験をしたことによってこのことを学ぶことがで出来た。
こんな感じです。
私も病気になったことによる意味を見つけ出そうとしました。
でも難しいものがありました。
神様はなんで私を病気にさせたんだろう。
1年休学することに何の意味があるんだろう。1年社会に出るのが遅れることになんのメリットがあるんだろう。
私は、大学でやるべきことが沢山あったはずじゃなかったの?
何がしたいの?
Youth Rushも出来やしない。
「一人一人に、”霊”の働きが現れるのは、全体の益となるためです。」コリントの信徒への手紙Ⅰ12章7節
こんなのデメリットばっかりじゃないか。
「あなたがたを襲った試練で人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなた方を耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道を与えてくださいます。」コリントの信徒への手紙Ⅰ10章13節
無理だよ。これのどこが耐えられるんだよ。
絶食を4週間するなんて無理だし、死ぬまで病気と向き合っていかなくちゃならない。
「『恵みの時にわたしはあなたを聞き入れた。救いの日に、私はあなたを助けた』と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。」コリントの信徒への手紙第Ⅱ6章2節
それなら奇跡でも起こして今すぐ治してよ。
そんなことばかり考えてました。