くるみの楽しいクローン日記

看護学生がクローン病になった話と日々のあれこれ

クローン病になった話#2~献血の車と貧血~

大学2年生の前期

 大学2年生になってから。少しずつ体調が悪くなったと自覚し始めました。

休日には疲れて1日中寝ることもありました。また朝起きるのが日に日にきつくなっていました。2年生の前期は授業が多くて忙しいかったから、ストレスによる自律神経の乱れだろうとう思っていました。

 学期に1回は学校のキャンパスに献血の車が来ます。わたしはこれまで献血をしたことがなかったため、今年は勇気を出して挑戦しようと意気込んでいました。

献血で血液を採取する前に貧血でないか診るために看護師さんが少しだけ採血をします。

すると私はヘモグロビンが10.1g/dLしかありませんでした。

献血をする時には多くの血液を採取するため12.0g/dL以上必要になります。ヘモグロビン値の基準値は女性で11.5g/dL~15.0g/dLです。私は明らかに貧血だったので献血の車から降りました。

3食ご飯も食べてるのに、少しいて言えばし疲れているぐらいなのに、なんでこんなに貧血なのだろうと思っていました。

そりゃあんだけ体内が炎症していたら自律神経も乱れるし、小腸が鉄分も吸収できないので貧血になりますね。

 

夏休み

夏休みといっても、その年はまともな休みがありませんでした。夏休みはYouth Rushに参加し、看護の実習があり、その後バイトをする日々でした。心のどこかで、きついから休みたいという気持ちがどこかありました。

当時のわたしには、本当に休みが与えられるとは知る由もありませんでした。

 

後期

 また献血の車が来ました。

今回こそと3日前から友人に鉄剤を貰い、準備万端だと思っていました。

鉄剤は1ヶ月ほど飲み続ることで効果が得られます。あの時鉄剤を飲みましたが、あまり効果はなっただろうと思います。献血を申し込みましたが、ヘモグロビン値は10.4g/dLでした。やはり貧血でした。

 貧血なると様々な症状が出ます。息切れ、倦怠感(だるさ)、疲労感、爪がもろくなるなどです。今思うと当時の体の不調は、貧血によるものでした。